| 24日、寒風の横浜港を出航後、大した揺れも無く、順調な航海が続いています。昨日マニラ、今日は、フィリピンのリゾート、エルニドという、多島海の小島。気温30度以上の真夏で、皮膚が真っ赤に焼けてしまいました。2月1日にシンガポールに入港します。 | |
| 飛鳥、この「ぢぢばば混載乗合船」が、海と空しか見えない航海の日々、約400名の乗客を、いかに飽きさせないで過ごさせるかに一生懸命神経を使って、全く多岐に渡るイベントの数々を、一日中、時間刻みで用意し、客の我々は、前夜配布される「アスカ デイリー」という、A3二つ折りの船内新聞で翌日のスケジュールがビッチリ示された中からセレクトして、予定を立て、船内5Fから10Fと屋上を駆け巡り、全く「飽きる」ことなど許されない状態なのです。 この「寮付きカルチャースクール」の教科を、片端から挙げると、(ショウ、コンサート、食事関係を除き)ストレッチ、デッキウォーク、輪投げゲーム、マジック、押し花、生花のコサージュ作り、ダーツ、気功、シャッフルボード、ピンポン、タガログ語、グラスホルダー作り、社交ダンス、パソコン、パットゴルフ、コントラクトブリッジ、フィリピンダンス、ペタンク、カレンダーフレーム作り、俳画、カジノ、マッサージ、囲碁、等々、まだまだ沢山出てきそうです。その中でも、人気は、社交ダンスの約180人、パソコンの約170人、と驚異的な賑わいです。さらに、講話でのためになるおはなしの数々.又、客同士の同好会が次々発足し、太極拳、折り紙、カラオケ、麻雀、コーラス等、さらに、中身が分からないが、マブライペイント、五行歌なんてものから、長生きの秘訣、ぼけ防止のパズルまで、じっとしていられない日本人、成長期を支えてきた世代の悲しき性(さが)でしょうか。そういうものをギッチリ詰め合わせて、船は洋上を時速約35kmで走り行くのです。 |
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■大合唱‥‥毎日、スケジュールのやりくりを考えるほど、飛鳥の方でイベントを考えてくれるのですが、その講師の中にユニークな方が居られ、星、宇宙、海等の話と、夜、屋上で星座の説明等がユーモアにあふれ、博識で人気が高いほかに、この方の歌唱指導が又、大人気なのです。歌と言っても、昔の小学唱歌が主で、客層にピッタリの懐かしのメロディーです。村の鍛冶屋、冬の朝、海、われは海の子、旅愁、等々。皆で声高らかに歌うのです。 ■船客と船員たち‥‥船客の中には、さまざまな人々がいます。食事の度に、いろいろな人と知り合うのは楽しみでもあり、又、時には煩わしいときもあります。某女優がおしのびで乗っているとかの噂もあります。飛鳥の世界一周6回のうち2〜4回目の人が6〜7割も居て、「この前は」とか「あの時は」とかの話題が飛び交い、我々初めての客は、肩身が狭いような気さえします。我々のように、なけなし洗いざらいでやっとという者と違い、世の中随分暇とお金がある人が居るものです。最多700泊の人もいました。また、単身での乗船客は女性50人、男性20人で、船側で「出会いの場づくり」として出港直後に単身者を集めたパーティを開いたそうです。 さて、目下の一番の問題は「食べ過ぎ」。運動の為、早朝のデッキウォーク、ストレッチ、気功、社交ダンス等の教室、夜のダンスパーティーと、励んでいますが、みるみる太ってきたようです。乗客の平均年齢が69.3歳で、まさに、私がピッタリ!最高齢者は88歳です。今回の有料乗客数は、404名。他に、講師、タレント等を含めて約450名に対して、乗組員数270名で、その国籍は16ヶ国、そのうち150人がフィリピン人です。 |
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■クルーズ人口‥‥アメリカのクルーズ人口はいまや400万人に対し、日本はなんと100分の1の4万人とか(竹村健一氏の話)ですが、アメリカはクルーズの行き先に、カリブの島々やメキシコ、又、太平洋側ではカナダ、アラスカの景勝地があり、1週間程度の休暇で乗船の機会が得やすいのに比し、日本周辺には魅力ある行き先が少なく、台風シーズンが長く、冬の日本海の荒波等、魅力あるクルーズの設定がしにくいのだと思います。その小さなパイを飛鳥、パシフィックヴィーナス、日本丸等で奪い合っているのです。 ■飛鳥とEメール‥‥飛鳥での受信は無料、飛鳥への送信は国内から通常の送信と同じ。又、飛鳥からの発信はA4を10枚ぐらいまで300円で、アドレス数に制限はないとの事です。 |
| このように飽きることが許されない毎日なのですが、たまにはのんびりボーッとした日も欲しいというわけで、「何もしない日」(ノーアクティヴィティーデー)が2週間に1日設けられています。今日がその日なのですが、このEメールコーナー(7台)も込み合っているし、ホールではダンスを踊りまくっているのです。私も悲しいかな例外でなく、こうしてメールを打っているのですが、この辺で打ち切り、プールサイドのデッキチェアーに寝転びにでも行きますか。 ではまた。 |
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