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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.73 十五夜鑑賞は 月の名が付く神社で!

    2020/09/11

    • 「月讀」は、「つくよみ」とも読めるが、ここでは「つきよみ」と呼ばれている。

      今年は今までに経験した事がない夏でしたね。なるべく外出は控え、人との距離はとってと、例年とは違う夏だった方も多いのでは。ワタクシは、マスクをしていると熱中症のリスクが高まるので、例年以上に意識して水分補給をした夏でもありました。もちろんこれで終わりではなく、まだまだ先の見えない不安などありますが、できることを引き続き行っていきたいと思っています。
     さて、今回は秋と言うことで月の話題を。と言っても夜空に浮かぶ月ではなくて「月」と名がつく「月讀(つきよみ)神社」の話題です!
     麻生区柿生エリアには小田急線の柿生駅から王禅寺方面へと散歩が楽しめる「柿生の里散歩道」があります。これは以前にもご紹介した、柿生のトンネル横の「おっ越し山ふれあいの森」もコースに含まれた約6キロの散歩道なんですが、その住宅街の小高い森の中に「月讀神社」という、すてきな名前の神社があり、実は、ずっと気になっていたんです。
     「月讀神社」は、天文3年(1534年)に五穀豊穣を祈願して伊勢の月讀宮から分霊を勧請し創建したとのこと。「柿生の里散歩道」のマップで確認して向かったんですが、最初はなかなか参道が見つからず、まわりをグルグル歩いてやっと鳥居を見つけることができました。ちなみに亀井橋のバス停近く、幼稚園の脇に入口があるのを見逃していたので、見えているのに行けなーい状態でした(笑)。
     細長い石段を上がると、月讀の森に囲まれた静かな境内が。それほど広くはありませんが、住宅がそばにありながらも、緑豊かで神聖な感じが伝わってきました。神社の合併で一度は「麻生神社」と名前が変わったこともあったそうですが、やはり社号が珍しいということで、再び「月讀神社」に戻した歴史もあるんだとか。
     この記事が掲載されるのは、十五夜、中秋の名月といったキーワードが聞かれる頃です。今年の中秋の名月は10月1日。色々大変な時代だからこそ「月讀神社」に心静かにお参りし、月に願いをするのもいいかもしれませんね。

    文・写真 街角リポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪