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かんたんレシピ

    蕪のかにあんかけ煮

    2013/11/01
    shunsai_12

    淡白な蕪の味をかにあんが美味しく包みます

    材料(4人分)

    4個
    蕪の葉 茎4~5本分
    かに缶 50g
    スープ 400cc(顆粒ガラスープの素など利用可)
    塩、こしょう 少々
    生姜汁 小さじ2
    水溶き片栗粉 片栗粉大さじ1+水大さじ2

    作り方

    • 蕪の皮を厚めにむき、縦2つに切る。
    • 蕪の葉と茎は5mm幅に切る。
    • 鍋(蕪がスープにひたひたに浸かる大きさ)にスープと蕪を入れ、中火にかける。蕪に竹串がすーっと通るまで10~15分茹でたら、蕪だけ先に取り出し、器に盛る。
    • スープにかに缶(汁ごと)を加え、沸騰したら蕪の葉と茎を加える。火が通ったらアクを取り、塩、こしょうで味を調える。
    • 水溶き片栗粉を少しずつ加え、火をよく通してとろみをつける。仕上げに生姜汁を加える。
    • 熱々のかにあんを、蕪にたっぷりかける。
    POINT

    蕪は日本でも最も古くから栽培されている野菜の一つで、春と初冬に旬を迎えます。寒い時期のものは甘みが増してきます。根が淡色野菜、葉が緑黄色野菜になり、捨てるところのないとても栄養豊富な野菜です。根はビタミンCやでんぷんの消化酵素であるアミラーゼを含み、整腸作用があり、胃腸を温める働きを持っているので、冷えによる腹痛、胃もたれなどを回復させる効果があります。葉の部分はビタミン類のほかに鉄分、食物繊維が豊富で、特にカルシウムが、野菜の中でもトップクラスです。

    (ミスモ2013年11月号掲載)

    島田朋子(しまだ ともこ)

    保育士より転身し、調理師、食生活アドバイザー資格取得。子どもからシニアまで幅広い層に向けて「食」の楽しさ、大切さを伝える食育活動を行う。