連載
花旅
第1回 カタクリ
「春の妖精」の別名をもつカタクリ。落葉広葉樹林に自生するカタクリは、まだ寒さの残る3月中旬頃から日当たりの良い場所に紅紫色の花をのぞかせ、一足早い春の訪れを告げる。 千葉県柏市のあけぼの山農業公園では、本館近くの山の斜面に、毎年3月中旬から下旬にかけて約100株のカタクリが花を咲かせる。花茎は10〜15cm、地面に向いた花弁を反り返らせるようにして開くが、この可憐な姿が見られるのはわずか2週間
ふるさとの銘菓
第84回 陶助おこし(佐賀県有田町)
陶器発祥の地、佐賀県・有田泉山地区では、毎年5月になると陶器市が開かれ、全国から100万人以上の観光客が訪れる。多くの人で賑わうこの市で、昔から愛されているのが創業100年を誇る有田銘菓「陶助おこし」だ。おこしには、固い米菓子というイメージがあるが、この陶助おこしは意表を突く柔らかさ。ふんわり軽い口当たりともちもちした食感に、ショウガの香りが爽やかに鼻に抜ける。甘さを控えた上品な味わいも、あとを
藤田優一君の街角ワンショット
vol.87 多摩川で一番新しい橋!羽田空港の往復も便利に
橋からの眺望。遮るものがなく、晴天時は絶景を楽しめます。 「1年の中で大好きな季節は?」と聞かれたらワタクシは「初夏から夏の時期!」と答えますが、そんな大好きな季節にお届けする2023年のミスモアネックス夏号! 今回は多摩川の下流の橋。前回、歴史ある中原区のガス橋の話題をお届けしましたが、その中でもちょっと触れた、多摩川に架かる新しい橋「多摩川スカイブリッジ」の話題をお届けします。 多
かんたんレシピ
鶏飯
作り方干し椎茸を250~300mlの水で戻す。軸の部分まで柔らかくなったら、軸を切り落とし細切りにし、戻し汁で柔らかくなるまで中火で煮る。Aを加えて弱火で煮含めたらそのまま冷ます。鶏むね肉の厚みのある部分に包丁で切り込みを入れて火が通りやすくする。スープで肉が浸るくらいの大きさの鍋に入れて沸騰までは強火、その後、弱火に落として7~10分煮る(生姜やネギの青い部分があったら一緒に煮ると肉の味がクリア
終着駅 〜ローカル線の旅〜
第1回 上総亀山(かずさかめやま)駅
千葉県君津市・JR久留里線「上総亀山(かずさかめやま)」駅 いきなり戦争の話で恐縮だが、あの第二次世界大戦は多くの終着駅を作った。 地方に鉄道が盛んに建設されるようになったのが昭和初期のこと。これが戦争のために工事が軒並み中断され、本来はもっと延びるはずだった路線が津々浦々で断ち切られたのだ。 木更津駅から首都圏でも珍しくなったディーゼルカーが、床下からドドドドとエンジン音を響かせ
おさんぽ通信
第50回 新百合ヶ丘駅〜新百合山手・新街区を歩こう!
約37ヘクタールの広大な土地に新しい街並を出現させた「万福寺土地区画整理事業」。平成12年(2000)に組合が設立してから約8年の歳月を経て、平 成20年(2008)年秋に解散して完了。豊かな自然環境をいかして整備された美しい街は「新百合山手」と名づけられました。玄関口となる新百合ヶ丘駅の 構内もリニューアルされ、華やかなスタートを切っています。新百合山手が広がる駅北口には麻生区役所を始め、麻生市
世界一周の船旅
第1回 はるか彼方の船上から ~プロローグ~
ある日、ミスモ編集部に、はるか彼方の船上からこんなEメールが届きました。 編集部の皆さま ご無沙汰しています。 お元気にお過ごしでしょうか。 小生1月24日に寒風の横浜港を出発、5月4日の帰港まで、クルーザー「飛鳥」に乗船して、100日間の世界一周航海に出ております。 今回の「飛鳥」の世界一周は、主として南半球で、まだ行った事の無い所や自然が対象の見所が多く、窮屈な飛行機の長時間に耐え切