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ふるさとの銘菓

    ふるさとの銘菓

    全国の郷土のお菓子を紹介。実際に食べての味わいや食感、歴史や開発秘話も。

    第53回 ビスカウト(神奈川県横浜市)

    2018/07/28
    馬車道十番館 
    ご注文・問い合わせ 
    TEL045-651-2621
    神奈川県横浜市中区常盤町5-67
    営業時間/10時〜22時 
    定休日/無休
    ビスカウト 9枚紙箱入 1,674円

     ビスカウトとはポルトガル語でビスケット。ラテン語のビスコクトゥス(2度焼かれたもの)が語源とされ、ヨーロッパでは古代から2度焼いたパンを航海などの食糧にしていたという。日本には1550年頃、カステラなどと共に伝来した。
     馬車道十番館では1970(昭和45)年の開館と同時にビスカウトを考案。以前、外国航路で舶来菓子を作っていた製菓長がビスカウトの製法を生かして創製した。大判で厚みのある2枚の生地の間に甘さ控えめなクリームをサンド。味はレモン、チョコレート、ピーナッツの3種類。サクサクとした食感で、バターの風味と小麦の香ばしさが広がる。ビスケットというより、サブレーとクッキーを合わせたような感じだ。伝統の製法を生かし、生地づくりから完成まで、職人の手で3日かかるという。どこか懐かしい味わいで1枚でも食べ応えがある。生地の表面にあしらわれたガス灯の絵柄がお洒落。馬車や帆船などが描かれたレトロな包装紙も魅力的で、横浜らしい異国情緒が漂う。