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ふるさとの銘菓

    ふるさとの銘菓

    全国の郷土のお菓子を紹介。実際に食べての味わいや食感、歴史や開発秘話も。

    第47回 柿寿賀(奈良県奈良市)

    2017/09/23
    総本店 柿寿賀 
    ご注文・問い合わせ 
    TEL0742-20-1717 FAX 0742-22-8948
    奈良県奈良市高畑町1119 
    営業時間/9時〜17時
    定休日/火曜
    柿寿賀 1本1,200円+税 紙箱2本入り2,500円+税

      平安時代から保存食としても親しまれてきたという干し柿。それを、柚子の皮の甘露煮を芯にして、固く巻き上げたのが柿寿賀だ。古くは奈良の有名料亭で懐石料理の八寸として製造されていたが、「自宅でも食べたい、手土産にしたい」との要望が多く、昭和60年に和菓子店をオープン。菓子名は栄養の宝庫といわれる“柿”と、長寿を祝う意味の〝寿賀〟から名づけた。
     原材料は干し柿、柚子の皮、砂糖のみ。開いた干し柿を10個ほど並べ柚子皮を巻くのだが、形や味が微妙に違うのも、手作りならでは。要冷蔵だが、食べる前に冷凍すると切りやすい。すぐに適温に戻るので食べやすく、ひんやりした食感も心地よい。干し柿のかすかな甘みと、柚子皮のほのかな酸味のバランスが絶妙で、古都奈良らしい優雅な味わいだ。お茶はもちろん、ワインなどのおつまみにもぴったり。細かく刻んでクリームチーズと混ぜ、クラッカーをつけたり、大根のなますに加えたりと、バリエーションも豊富。お節料理の一品にもおすすめ。