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ふるさとの銘菓

    ふるさとの銘菓

    全国の郷土のお菓子を紹介。実際に食べての味わいや食感、歴史や開発秘話も。

    第51回 山田屋まんじゅう(愛媛県西予市)

    2018/03/24
    山田屋まんじゅう 宇和本店
    ご注文・問い合わせ
    TEL 0894-62-0030
    FAX 0894-62-0030 

    愛媛県西予市宇和町卯之町3-288
    営業時間/9時〜18時 定休日/無休
    山田屋まんじゅう バラ1個97円 化粧箱6個入り777円 10個入り1,188円 ほか

     白い和紙の包みには梅鉢の家紋。そっと開けると、直径約3㎝、重さ22gの小さな饅頭が現れる。小ぶりながら凛とした佇まい。気品があり、銘菓と呼ぶにふさわしい存在感だ。
     創業は慶応3(1867)年。一軒の商家に泊めてもらった巡礼が、お礼にと主人に饅頭の製法を教えたのが始まり。その味が評判となり、主人は宇和町の山田薬師如来が姿を変えたものと信じて山田屋の名で店を開いた。以来150年、5代に渡り一子相伝の製法と味を守り続けている。
     おいしさの秘密は、なめらかな餡と薄皮のバランス。特に饅頭の大半を占める餡は、北海道十勝産の小豆の中でもその年の最良のものを使用。透き通るような皮と一体になった薄紫のこし餡は、きめ細かな食感でさらりと口の中で溶けていく。その絶妙な喉ごしと上品な甘さは国内だけでなく海外にもファンが多いとか。日々のお茶請けはもちろん、贈答用としても人気。また、冷凍庫で凍らせると、爽やかな歯触りと小豆の風味が格別な、違ったおいしさを楽しめる。