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かんたんレシピ

    鶏飯

    2020/11/21

    だしで味わう優しいどんぶり

    材料(2~3人分)

    ご飯 2~3人分
    鶏むね肉 1枚
    鶏ガラスープまたは野菜コンソメ(水に顆粒スープを溶かしたものなどを利用) 350~400ml
    干し椎茸 2~3枚
    戻し汁 300ml(不足分は水を足す)
    A ・酒 大さじ1
      ・砂糖 小さじ
      ・しょうゆ 大さじ2/3
    B ・卵 1個
      ・酒(または水) 小さじ1
      ・砂糖 小さじ1/2
      ・塩 ひとつまみ
      ・サラダ油 小さじ1
    青ねぎ(小口切り) 4~5本
    紅しょうが(市販) 適量

    作り方

    • 干し椎茸を250~300mlの水で戻す。軸の部分まで柔らかくなったら、軸を切り落とし細切りにし、戻し汁で柔らかくなるまで中火で煮る。Aを加えて弱火で煮含めたらそのまま冷ます。
    • 鶏むね肉の厚みのある部分に包丁で切り込みを入れて火が通りやすくする。スープで肉が浸るくらいの大きさの鍋に入れて沸騰までは強火、その後、弱火に落として7~10分煮る(生姜やネギの青い部分があったら一緒に煮ると肉の味がクリアになる)。アクを取り除きながら、火を止めた後もスープに浸したまま冷まし、冷めたら皮を取り除き肉を手で細く裂く。
    • Bで錦糸卵を作る。
    • 器にご飯を盛り付け鶏肉、椎茸、錦糸卵、青ねぎ、紅しょうがを彩りよく盛り付ける。
    • ❷の鶏の茹で汁を漉し、飲んでちょうどよい濃さに塩で調整する。❹にかける。
    豆知識

    鹿児島県の郷土料理。鶏むね肉の代わりにささ身を使用すると調理時間が短くなりより手軽です。薬味として白ごま、のり、たくあんなどの漬物を加えたり、ワサビや七味唐辛子などを添えると、お好みの味に変化させることができます。

    (ミスモ2020年12月号掲載)

    島田朋子(しまだ ともこ)

    調理師、食生活アドバイザー。「食」の楽しさ、大切さを伝える食育活動や、「T’spoon パンと紅茶を楽しむお店」でワークショップや販売を行う。