ふるさとの銘菓
全国の郷土のお菓子を紹介。実際に食べての味わいや食感、歴史や開発秘話も。
※2019年10月の消費税法改正法等により、料金が変更になっている場合ございますので、店舗に確認の上、ご利用ください。
第100回 阿王雪(あわゆき)(山口県下関市)
2026/04/25松琴堂
ご注文・問い合わせ
TEL083-222-2834
山口県下関市南部町2-5
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慶応2(1866)年、下関で生まれた「阿王雪」。“口中で消えゆく感じが春の淡雪を思わせ、菓の王の冠たるもの”と絶賛したのは伊藤博文である。また昭和33年に昭和天皇が下関行幸の際、春帆楼(しゅんぱんろう)にて召し上がり、お代わりを所望されたなど歴史を物語るエピソードも残されている。
材料は卵白、砂糖、寒天の3つのみ。新鮮な卵の卵白を職人が昔から変わらずに手作業で泡立て、最高品質の寒天と砂糖、水を合わせた寒天液と混ぜて固める。出来たてのふわふわ食感を楽しむなら常温に置いてから食べるのがおすすめだ。
現在7代目を務める西原由実さんは、店舗に併設した茶房でおすすめのメニューを考案している。
「小さく切ってラム酒を染み込ませたり、イチゴや柑橘系のソース、はちみつレモンなどと合わせたりしても相性がいいです。合わせる飲み物も抹茶や煎茶、コーヒー、日本酒、ワインもいけます」
一子相伝で守り続けられた純白の菓子は、時代を超え多くの人を惹きつけてやまない。
