第102回 日の輪(栃木県日光市)
2026/08/29 日光東照宮、二荒山神社と並び、日光の一大霊場として多くの参詣者が訪れる輪王寺。その宗門を管領した輪王寺宮法親王より商標名を賜ったのが、創業240年を迎える綿半の「日の輪」である。
半生の皮は適度に水分を含んでおり、しっとりした食感で、こしあんと一体化した滑らかな口当たりが特長。
「表面をさっと焼いてからもう一度押し付けて焼くことで、日の輪ができます。創業当時と変わらぬ味を守るため、毎日手作業で作っています」と話すのは、8代目当主の塚原弘展さんだ。一時は機械の導入も試みたものの、仕上がりに納得できず、断念したという。
シンプルな材料で作る「日の輪」や竹皮包羊羹は、大正天皇から今上天皇に至るまで御用邸を訪れる皇室からも代々愛されている。
「昔から『日光の羊羹は江戸より勝れり』といわれるように、日光の清浄な冷水で作った菓子は、ここでしか作れない味なのです」
店舗は本店と大通り店の2カ所のみ。参拝の際は由緒ある「日の輪」を買い求めたい。
綿半 本店
ご注文・問い合わせ
TEL0288-53-1511
栃木県日光市安川町7-9
