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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.5 足柄平野を見下ろす松田山で ひと足先にお花見しよう!

    2012/03/01
    • matikado_5
      桜を背に眼下には足柄平野、天気が良ければ遠くに相模湾も望める。

      3月といえば春の足音が聞こえてくる季節ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。防寒対策として今年はワタクシ、外取材の時は薄手のインナーダウンを着て、さらにウィンドブレーカーやアウター用のダウンを着て仕事に向かうようにしています。アウターではなく、インナーで薄手のダウンを着る。これがポイント。羽毛布団も一番外ではなく体に近い方が暖かいなんていわれますが、それと同じ発想。肌に近い方にダウンを着て、さらにアウターを着るとしっかり防寒できるような気がします。
     さて、そんな寒い日が続くと待ち遠しくなるのが春。前回はひと足早い春で梅をご紹介しましたが、今回はさらにグッと春を感じるスポットをご紹介。春の代表の花といえば…、そう、桜です。新百合ヶ丘駅から小田急線に乗って川崎市を飛び出し、足柄上郡松田町へ。ここには県内屈指の早咲きの桜スポットがあるんです。それが「松田山の桜」。早咲きの桜〝河津桜"の名所として毎年多くの観光客が訪れる場所です。山の斜面に植えられた河津桜はソメイヨシノより開花が早く、花も大きく色が濃いのが特徴。満開になれば、斜面に濃い桜色の絨毯を敷いたように見るんです。今年は寒い日が続いているので例年より開花は遅れているとのことですが、逆にそれならこれから花見の計画を立てても大丈夫。
     そしてもう一つ。松田山は桜の名所から見下ろす足柄平野も素晴らしい。まるで空を飛んでいるかのような、鳥になったかのような感覚を味わえます。内陸部ですが、天気が良ければ足柄平野の先に相模湾とそこに浮かぶ島々が、そして右手には伊豆、箱根、足柄さらには富士山と山々が連なって見えます。実はこの場所、関東の富士見百景の一つにもなっているんです。県内でも屈指の桜と富士見のポイント。小田急線新百合ヶ丘駅から最寄り駅の新松田駅までは急行で約50分。駅から松田山までは徒歩で20分。ひと足早いお花見を計画してお出掛けになってはいかがですか?桜まつりも3月11日㈰まで行われていますよ。

    文・写真 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪