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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.11 河口を目指して! 多摩川リバーサイドウォーク

    2012/09/01
    • matikado_11
      川面から流れる風を感じながら、河口を目指せ!

      厳しい夏も終わりを告げて……、と言いたいところですが、残暑厳しいこの季節。皆様体調を崩していませんか?でも、夜は少しずつ秋の風になり耳を澄ませば秋の虫の鳴き声も。ゆっくりですが季節は確かに変わってきていますよ。


     さて、今回は川崎市(神奈川県)と東京都の間を流れる一級河川、多摩川の話題をお届け。多摩川といえば全長がおよそ138キロ、山梨県にある1900メートル級の笠取山を源流とした1級河川。山梨から始まって東京を流れ、途中からは神奈川に挟まれながら、最後は羽田空港の横の河口から東京湾に注がれます。そんな多摩川沿いを歩くリバーサイドウォークはいかがですか?という提案です。


     とはいえ、源流から歩くのはかなり大変。なので県内でもアクセスの良い、JR南武線登戸駅あたりから河口へ向かっての散策をフジタはオススメします。土手を歩き、宿河原堰を眺めつつ、電車の鉄橋をいくつもくぐってテクテク。神奈川から東京へ電車で通勤・通学するには必ずこの多摩川を越えなければいけない。そう考えると、毎日多くの人がこの川を越えているということにビックリ。さらに同じ多摩川でも商業ビルが立ち並ぶエリアや住宅エリアなど、見える風景は違います。そんな川沿いの変化とともに、川は緩やかに、右に左にカーブを描きつつ河口へと流れていきます。歴史ある水門を過ぎ、河川敷に自生するアシの原が増えてくると、羽田空港を離陸した飛行機が河川敷から見える河口となります。


     ちなみに皆さんはご存じですか?多摩川源流の水って、神奈川まで来ていないということを。多摩川支流の水、地下水そして全体の7割は生活排水を処理した水が川に戻され、流れているとのこと。ワタクシもつい最近知った事実です。だから水もキレイになり、魚たちも戻ってきているんだそうです。今年は小さいながらも鮎がたくさん泳いでいるのを見かけました。暑さが落ち着いたら、虫の音に誘われてリバーサイドウォークしてみませんか?面白い発見があるはずですよ。

    文・写真 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪