vol.31住宅街あざみ野の 霊験あらたかな湧水！

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  その昔、雨を降らせ、喘息を治したといわれる「霊泉の滝」。上部に不動明王が。

　いよいよ初夏の風が心地よい季節の到来ですね。桜から新緑へ…緑眩しい季節がやってきますよ～！
　この時期は暑くもなく寒くもなく、カラリとした風が頬に気持ちよく、外出も楽しくなるシーズン！皆さんはもうゴールデンウィークの予定は決まっていますか？国内旅行に行く！いやいや、それとも海外旅行!?

　今年のゴールデンウィークは間に平日があるので、長い連休にはなりにくいかもしれませんが、お天気が良ければついつい遠出をしたくなるもの。もちろん遠くのお出掛けも良いのですが、連休だからこそ近場で、普段行かない場所を散策というのはどうですか？これが意外と楽しいんですよ。

　ということで、今回は横浜市営地下鉄線ブルーラインのあざみ野駅から歩いて20分ほど、国道２４６号線の新石川の交差点を越えた住宅地の中にある、湧き水をご紹介！

　それは、あざみ野のある青葉区と隣接する都筑区にちょっと入った所にあり、住宅街でありながら、そこだけは木々に囲まれて、ちょっと雰囲気が違う。しかも、心なしか気温が１～２度低い感じ。そう、ここは滝不動尊で、「霊泉の滝」とも呼ばれている場所。現在は滝ではなく、斜面から突き出た竹筒からわずかに水が出ているだけの「霊泉の滝」。

　しかし！その昔、この地域で雨の降らなかった時は、ここで雨乞いをすると必ず雨が降ったという言い伝えがあり、さらには喘息や百日咳など、この水をいただきながらお願いをすると必ず治癒したとも伝えられている、霊験あらたかな湧き水なんです。水量は少ないんですが、それでも滝壺にはキレイな水があり、竹筒の上には不動明王が祀られています。ちなみに斜面の上には不動尊の社もありますよ。

　どうですか、身近にも意外な場所はある！新緑の風に吹かれつつ、散策してみてはいかがでしょう？