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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.42 東扇島・川崎マリエンに 世界最大級のジョーズが!

    2015/07/14
    • 川崎マリエンのコミュニティホールで威容を披露する、全長4.85mのホオジロザメ「かわジロー」。

      いよいよ夏本番!海や山にプール!花火やかき氷にカブトムシ!…楽しい夏の到来ということで今からワクワクしているフジタです。ただ、今年は冷夏になるなんて話も聞くので、そこがちょっと気がかり…あまりにも猛暑や酷暑だと困りますが、適度に暑さはあったほうが夏らしくて良いな~って思っています。
     さて今回の話題は、川崎区の埋め立て地「東扇島」から。倉庫や物流センターなどが集まる東扇島。でも、最近は砂浜やバーベキュー場を備えた公園が整備されたり、お休みの日などは遊びに来る人も多いエリア。そんな東扇島のランドマーク的な建物が、川崎マリエン。凱旋門を思わせるような外観で、川崎港と市民が交流を深めることができるようにと建設された施設。タワー棟の10階…地上51mにある展望室からは東京湾を行き交う船や川崎の海や街などを見ることができ、また、京浜工業地帯の夜景も楽しめる場所でもあります。
     そんな川崎マリエンにサメがいるのをご存じですか!?場所は交流棟1階コミュニティホール。サメといっても生きているのではなくて剥製なんですが、でも、そのサメはまさに、映画『ジョーズ』に出てくるようなこわ~いサメ!ホオジロザメの剥製なんです。なんでも、2005年(平成17年)10月に川崎港の千鳥運河に漂着したものを剥製にしたということなんですが、そのままの形での剥製は非常に珍しいんだとか。全長は4.85mで性別はオス。なんと、オスとしては世界最大級のもので学術的にも貴重なものなんだそうです。
     このホオジロザメ、標本になっても鋭い歯は健在!大きく口を開け、今にもパクッと食いつきそうな怖さがあります。こんなサメが海の中で悠々と泳いでいるなんて、海の神秘を感じずにはいられません。交流棟1階のコミュニティホールがオープンしていれば、どなたでも見ることができるので、その迫力を実感してみてはいかがですか?ちなみに強面のホオジロザメですが、名前は「かわジロー」…カワイイ名前になっています。

    文・写真 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪