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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.40 麻生区の伝統野菜 長~い万福寺人参

    2015/03/17

    • こ~んなに長~い万福寺人参!野菜スティックで食べるのが、おススメ。

     やっと暖かい春の季節が到来!!桜の開花はいつぐらいになるかなぁ?お花見の予定も気になる季節になってきましたね。外回りのレポーターとしてもやっとホッとできる春。鳥の声に誘われてお出掛けするのも楽しくなってきました。ただ!暖かくなると飛び始める花粉には注意!ワタクシは花粉症なので、マスクはもちろん、玄関先で衣服をよく払ったりして、家の中に花粉を持ち込まないようにしています。花粉だけは悩みのタネ…。それでも寒いよりは暖かい方が良し!これからの春を満喫したいと思います。

     さて今回は、川崎麻生区のニンジンの話題。皆さんは「万福寺人参」って、ご存じですか?正式名称は「万福寺鮮紅大長人参(まんぷくじせんこうおおながにんじん)」と、ちょっと長めなネーミング。スーパーで売っているお馴染みのニンジンは短い品種の短根種ですが、この万福寺人参はゴボウのようにひょろ長い長根種という品種なんです。昭和20年代から40年代までは作られていたそうで、一度廃れてしまったのを地元の農家さんが15年ほど前に復活させたとのこと。

     実際に万福寺人参を見てみると、その長さにビックリ!長いもので80センチぐらいはあるんです。正式名称と同じぐらい長い!それだけ長いニンジンなので掘り棒というT字の細長い鉄棒を刺して掘り取ります。さらに、万福寺人参の特徴は長さだけではありません。その香りと糖度もポイント!食べるとよく分かりますが、香りがとっても豊かで、甘みもフルーツのようにしっかりとあるんです。

     ちなみにおいしい食べ方は、きんぴらや松前漬け、天ぷらなんだとか。ワタクシは甘みも香りもしっかりあるので、そのまま野菜スティックで食べるのがオススメ。本当においしいんですよ!なお、万福寺人参は冬のニンジンなので、今は手に入れることができませんが、また12月に入ると、直売所に並びはじめるとのこと。それにしても、麻生区に伝統の野菜があるなんて全然知らなかった。また冬が来たら、このおいしい人参を食べたいなと今から心待ちにしているのです。

    撮影・文 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪