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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.39 読売ランド前駅近く 弁慶が造った橋が!

    2015/01/09
    • matikado_39
      源義経が渡る際に、弁慶たち従者が造り直したとされる「二枚橋」。

     2015年、最初のワンショットです。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!ということで、年もあらたまって、ミスモアネックスがリニューアルッ!よりパワーアップしてお届けとのこと、ワタクシも、パワーアップでいきたいと思っております。

     さて、この号が出る頃にはお正月休みが終わって、お仕事もスタート。お正月休みの疲れは残っていませんか?ワタクシはラジオのレポーターをしていたので、大晦日も新年も元旦から仕事をしていました。昔はお正月に休みがなくて、なんか寂しいな~と思ったこともあるんですが、慣れてしまうもの。周りもコンビニだってファーストフードだって、デパートも初売りがあって、元日から働いている方も多いですしね。

     早春号の話題は「橋」です!小田急線の読売ランド前駅からよみうりランドに向かう途中にある短い二枚橋について。長さは5メートルほどで、細い川の上に架かる小さな橋。意識をしていないと見落としてしまいがちですが、欄干に注目すると、なんと、弁慶と義経のレリーフがついているんです!って、実はこの橋、義経&弁慶の言い伝えが残る橋なんだとか。

     その昔、治承4年(1180年)の秋に源頼朝が平家を滅ぼそうと旗揚げした折りに、弟の義経が奥州平泉から弁慶などを従えて駆けつける途中に、ココを通ったそうなんです。しかし、当時の橋は大変粗末なものであったので、これを弁慶たちが馬も通れる橋に造り直したとのこと。で、その新しくなった橋は丸太を並べてその上に土を盛ったもので、横から見ると、さながら「のし餅」を二枚重ねたように見えたことから、二枚橋となったという言い伝えが残っているそうなんです。

     この場所を義経や弁慶が通ったと考えるだけで、ワクワク。そして、意外な場所に意外な人物。それしても、義経と従者たちで橋を直してしまうなんて、歴史に名を残す人物はやっぱり違うな~と、妙に関心してしまったフジタでした。

    文・写真 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪