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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.24 幸水、豊水、長十郎…  味わい楽しい多摩川梨

    2013/10/01
    • matikado_24
      大きさも味わいも、おいしさもいろいろな多摩川梨。

     今号はミスモアネックス10月号ですが、この号が出るのは9月中旬ぐらいということで、まだまだ暑い日が続いているはず。今年の夏の暑さはあまりにもすごくて、本当に10月が、秋がやってくるの!?なんてちょっぴり不安にもなっているフジタです。神奈川ではありませんが、8月には高知県四万十市で国内最高の41℃を記録。関東地方、東京だって最低気温が過去最高を記録。最高の最低気温という、なんだか高いんだか低いんだか分からなくなってくるようなニュースもありました。

     で、今回はそんな暑い夏から今ぐらいにかけて川崎市多摩区などで収穫できる果物をご紹介!それは何かというと梨です!川崎エリアといえば多摩川沿いに多摩川梨を作っている農家さんが集まっていますね。多摩川梨とは、梨そのものの品種名ではなく、その地域で収穫される梨の総称を多摩川梨と名付けて販売しているんだそうです。確かに多摩区など街を歩いていると、梨と書かれたのぼりがあったり、青いネットに囲まれた梨畑を目にすることも多いです。   

     そもそも川崎で梨作りが始まったのは、江戸時代初期のこと。川崎大師などのある川崎の南部エリアから広がって、多摩川を北上する形で多摩区エリアまできたんだそうです。そして、大正の終わり頃には関東一の梨の産地にまでなったそうなんですが、時代と共に街が工業都市としての発展をしたり、宅地開発により住宅が増え、昔に比べると多摩区エリアでも梨畑は少なくなっています。

     それでもこの季節、直売所などで多摩川梨は多く見かけます。幸水や豊水、長十郎などなど、いろいろな梨が楽しめるのが多摩川梨のポイント!早いものは7月の下旬から収穫され、遅いのだと10月ぐらいまであるんだそうです。果肉の柔らかいものやバリッとしたもの、甘みが強いものや少しさっぱりしたものなど、品種によってもいろいろ違う梨。シーズンとしては後半ですが、おいしい地元の多摩川梨を食べてみませんか?

    文・写真 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪