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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.85 ホップ育成を通じて 麻生区を緑あふれる地域に

    2022/11/14

      • 福澤さん宅のホップ。毱花は8~11月に実り、天ぷらとしても食べられます。

     空気は乾燥し、寒いシーズン。インフルエンザの季節でもあるので、引き続きうがいや手洗いは必須でいきましょう!体調を崩さないようにご注意を。
     さて、今回の話題は川崎市麻生区で2022年5月からスタートした「あさおホッププロジェクト!」について。ホップと言えばビールの原料の一つですが、そのホップを麻生区で育てるプロジェクトを立ち上げた方がいらっしゃるんです。麻生区でホップ!?とその話しを聞いた時、意外でビックリしたんですが、縁あって取材することができましたのでご紹介!
     プロジェクトの代表は福澤雄太さん。福澤さんはビール好きが高じて、地元・麻生区でビール醸造所を作ろうと計画しているそうなんですが、なかなか良い場所が見つからない……。それでもビールのことや好きな地元に貢献したいと考え、麻生区の各家庭でホップを育ててもらって、グリーンカーテンを作ることで区民自らが緑化を推進するというプロジェクトを5月に立ち上げたんだそうです。
     実際にアメリカ産ホップ「トライアンフ」を参加者に渡し、家庭で育てるためのレクチャーなども行ったそうです。もちろん福澤さんのお宅でもホップを育てていて、お庭のところの1階から2階へとグリーンカーテンができていました。ビールの原料でもあるホップは、葉などに香りはありませんが、毱花(まりばな)は割ると中からビールでお馴染みのホップの香り、苦味を含んだフルーツに近い香りがするんですよー♫
     まだまだプロジェクトはスタートしたばかりですが、麻生区の各家庭でホップを育てて区内の緑化を推進し、さらにはそこでできたホップを収穫して、それを使って麻生区の地ビールを作りたい!福澤さんの夢は大きく広がっていましたね。近い将来「麻生区産ホップ使用」そんな文字が印刷されたラベルのビールがスーパーに並ぶのかもしれませんね。
     そして、麻生区の街ではホップのグリーンカーテンを見かけることも多くなるかも!なんだか次のホップのシーズンが待ち遠しいフジタでした。

    文・写真 街角リポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪