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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.96 生田緑地の林で癒しのひととき

    2025/08/26
      スラーっと伸びた幹に、鮮やかな緑の葉が生い茂るメタセコイアの林。

     ミスモアネックス秋号をお届け!毎日元気にお過ごしですか?何でこんな書き出しかというとワタクシ、腰を痛めて改めて健康の大切さを実感しているからなんです。腰は体の要!皆さんも大事になさってくださいね。
     さて、秋号の話題は生田緑地のメタセコイアの林をご紹介。生田緑地といえば、多摩丘陵の一角にある川崎市内最大級の緑地帯。クヌギやコナラといった自然の木々に包まれた一帯に桜をはじめ四季折々の草花が咲き、園内には日本民家園やかわさき宙と緑の科学館、さらには「芸術は爆発だ!」でおなじみの岡本太郎氏の美術館などがあり、一日いても飽きることのない緑地です。この「街角ワンショット」でも、桜の時期の枡形山や寝台列車の展示保存の話題などをお届けしてきましたが、今回は秋にぴったりのメタセコイアの林について。実は生田緑地の中で一番好きな場所。
     生田緑地の東口ゲートから入って中央広場を抜けると、奥の池あたりからスラーっと背の高いメタセコイアの林があるんです。密集して葉を茂らせるメタセコイア。日本では公園や街路樹でもおなじみですが、真っ直ぐ伸びるその幹は樹高が30mほどもあるんです!なかには50mに達するものもあるとか。葉の色の変化もキレイで、初夏から夏はみずみずしい緑の葉を茂らせ、それが秋になるとレンガ色に色づき、日差しが当たると赤茶色にキラキラと輝くのがとっても素敵なんです。生田緑地のメタセコイアは街路樹のように整然と植わっているわけではありませんが、その背の高さ、そこからこぼれてくる日差しがとっても気持ちがよく、緑に抱かれる感じがして癒しの空間になっていますよ。
     これからの季節は、色づいた温かみのある葉が訪れる人を包んでくれ、来るべき冬への思いと、今年も終わりへと向かうちょっぴりおセンチ!?な気分も感じさせてくれます。写真は秋の前に撮影したので青々としていますが、これからの季節は色づく葉を楽しめるはず。できることなら、背の高いメタセコイアの木のてっぺんから生田緑地を見てみたいな。

    文・写真 街角リポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪