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かんたんレシピ

    茄子の鍋しぎ

    2016/06/25

    味噌のこくを楽しみ、あと味はさっぱりと

    材料(2~3人分)

    茄子 4本(400~450g)
    赤唐辛子 1本(種を取り除き小口切り)
    生姜 1片(千切り)
    胡麻油 大さじ2
    大さじ3
    砂糖 大さじ2
    みりん 大さじ1
    しょうゆ 小さじ1
    味噌 大さじ1(水大さじ2で溶かしておく)
    小さじ1

    作り方

    • 茄子のへたを切り落とし、縦半分に切る。皮目に格子状の切れ目を入れ、長さを3等分する。5分ほど水にさらしてアクを取る。水気をよくふき取る。
    • フライパンを中火にかけて胡麻油を熱し、赤唐辛子と生姜(半量)を炒める。
    • 茄子を加えて、胡麻油を全体になじませながら炒める。しんなりしてきたら酒、砂糖、みりんを加えて炒め、しょうゆも加えて焦げないように混ぜながら炒める。
    • 水で溶いた味噌を加える。茄子が崩れないように丁寧に混ぜ合せ、照りよく炒める。
    • 最後に酢を加え、ひと混ぜしたら火を止める。
    • 器に盛り、残りの生姜をのせる。
    POINT

    しぎ焼きとは、材料に油を塗って焼き、練り味噌をつけてさらに焼いて仕上げる調理法。茄子が代表的です。もとは“鴫”(シギ/水辺の鳥)を焼いた料理だったようですが、茄子のへた部分が、長いくちばしの鴫に似ているとし、精進料理として広まったとか、諸説があります。茄子の皮に含まれるアントシアニンは、ブドウやブルーベリーなどにも含まれるポリフェノールの一種です。水に少しさらすと鮮やかな色に仕上がります。抗酸化作用も期待できるので、体力消耗の激しい夏の献立に取り入れたい野菜の一つです。

    (ミスモ2016年7月号掲載)

    島田朋子(しまだ ともこ)

    保育士より転身し、調理師、食生活アドバイザー資格取得。子どもからシニアまで幅広い層に向けて「食」の楽しさ、大切さを伝える食育活動を行う。